どんなスポーツでもそうですが、特にテニスはこまめな
水分補給と上手な休憩の取り方が重要です。

テニスは小さなボールを追いかけて、広いコートを
走り回ります。

ゲーム中は、かなり集中していますので、自分が
思っている以上に、全身をたくさん動かして、
たくさん汗をかきます。

ですから、水分補給は重要です。

こまめに水分をとっていきましょう。

夏はもちろんですが、もっと気をつけたいのが、冬場の
寒い時期です。

汗をかきにくくなっていて、ついつい水分補給を
怠りがちになりますが、実は水分が不足がちになり、
危険なのです。

水分補給が不足すると、脱水症状からめまいを起こし、
倒れてしまうこともあります。

めまいで倒れてしまうまではいかなくても、
水分不足から体力の低下が起こったり、集中力が
途切れて、思わぬ怪我に繋がる恐れもあるのです。


休憩については、夏の暑い時期は、野外、室内に
関係なく、熱中症などの危険性もありますので、
定期的な時間で休憩を取るように心がけましょう。


プロテニスプレイヤーが休憩時にバナナやゼリーを
食べていますが、消化吸収、エネルギーになる
速さを考慮しても、とても良いと思います。

特にバナナは、汗をかいたことにより失われた
カリウムがたくさん含まれているので、とても
良い食べ物と言えます。


練習をしっかりして、技術を磨くため、試合での
集中力を高めるために必須の「水分補給と休憩」
を上手に取って、安全にテニスを楽しんでください。

テニスは、フランス宮廷の紳士、淑女のスポーツ
として生まれ、今現在でも、世界中で愛されている
スポーツです。

様々なスポーツに存在する「マナー」は、テニスも
例外ではありません。

そもそも「マナー」とは、相手を思いやり、敵味方
として戦う相手に対しても、礼儀を重んじ、競技を
スムーズに、かつ安全に行う重要な役割を持っています。


▼セルフジャッジでのマナー

審判が付かない試合では、プレイヤーが自ら審判の
役割を務めます。

その場合、自分の有利では無く、相手側に有利な判定を
することがテニスのマナーの大前提と言われています。
(ボールのイン・アウトなどで、どちらか迷う場合は
 相手側の有利な判定をするなど)

あくまでも、テニスは紳士、淑女のスポーツという
歴史と実績のあるスポーツです。

セルフジャッジでの判定で、プレイヤー自身の信頼性や
人間性も判断されてしまいます。

相手プレイヤーだけではなく、ギャラリーからも
しっかりとその姿勢は見られていますので、気を
つけましょう。



▼試合中のマナー

試合中のボールの取扱いにもマナーがあります。

自身のサービス(サーブ)の際は、いくつも
(3個も4個も)ボールを手元に置いたりせず、
2個に限定し、試合中は同じボールでプレイ
しましょう。



その他、試合への心構えや姿勢など様々な
マナーがありますが、他のプレイヤーの試合を
できるだけ多く観戦したり、先輩などに助言
して頂いたり、プレイの技術向上だけでなく、
マナーの向上も心掛けたいものです。

テニスコートの広さの規格は、縦23.7メートル、横8.23メートル
(ダブルスの場合は10.97メートル)。

広さの規格は同じでも、地面の材質の違う様々なコートがあります。

地面の材質によって、ボールのバウンドの仕方が違うなど、
異なった特徴を持っているのです。


▼テニスコートの種類

「ハードコート」
維持管理に手間、費用がかからないため、世界でもっとも
普及しているポピュラーなコート。

材質は、化学樹脂コーティングされたセメントやアスファルト。

文字通りハード(固い)な表面で、ボールの弾む速度が
増すのが特徴。

ストロークよりもボレーに向いている。

悪天候(雨)でもコート表面が乾きやすく、再プレイまでの
時間がかからない。


「クレーコート」

材質がクレイ(土)のコート。

レンガを砕いた粉や(日本では)砂をまいたコートが多い。

非常にボールが弾力を持つため、プレイヤーの疲労感が少ない。

ヨーロッパで多く普及している。

しかし、雨の後の再プレイには時間がかかり、維持管理にも
手間がかかる。


「人工芝(砂入り)」

別名オムニコート。

天候(雨や風)に左右されないため、天候の変化が
激しい日本で広く普及している。

維持管理も手間がかからず、コート表面の弾力があるため、
プレイヤーの足腰への負担が軽いのが特徴。


「グラスコート」

天然芝。別名ローンコートと呼ばれる。

他のコートに比べ、最も球足が速い。

ボールの弾みも低く、動きも不規則になるため、サーブ、
ボレーの得意な選手に有利。


「カーペット」
主に屋内のスクールで使用される、じゅうたん素材を
敷き詰めてあるコート。

球足は速く、維持管理に手間がかからない。